私たちの想い
エピゲノムへの注目で、
これからの美容は変わります
B.A リサーチセンター長
竹内 啓貴
9月にリニューアル第一弾として、ブランドを象徴するローションが誕生。
次いで、今月には、クレンジングからクリームまでの
べーシックなアイテムが発売された新B.Aのスキンケアシリーズ。
美容を変えるという、サイエンスについて、
B.Aリサーチセンター 竹内センター長に話を聞いた。
遺伝子の後天的な変化に着目
私の所属するB.Aリサーチセンターは、肌だけではなく“社会の中で生きる人”というところまで視野を拡げています。その中で、一見価値がないと思われるものが、集団全体に大きな影響を与えることもあるという気づきから、細胞という無数の集団にも同様のことが言えるのでは、と考えました。そして、研究を進めたところ、遺伝子スイッチのOn/Offが後天的に切り替わる仕組み「エピゲノム」にたどり着きました。
これまで遺伝子は「生まれつきで決まっている」と思われていましたが、実は、後天的にコントロールされている、ということがわかってきました。たとえば一卵性双生児も生まれた時はそっくりですが、その後の生活習慣によって個性的になっていきます。同じように、美しさに影響する遺伝子にも後天的に目覚めるものがある。しかしそれをコントロールする方法はありませんでした。
一卵性双生児でも体質や肌質が違うのは
遺伝子スイッチが原因
遺伝子スイッチのON・OFFが切り替わる現象がエピゲノム。生活習慣や環境などによって、持っている遺伝子のON・OFFが変わることで、体質も肌質も変わっていきます。

肌の細胞には98%の未知の領域が。
美しさの可能性はまだまだ眠っています
これまで、人が持つDNAのうち98%の領域は不要な「ジャンク(がらくた)DNA」と呼ばれていました。今回、このジャンク(がらくた)の中から遺伝子のスイッチを後天的にONにする鍵を発見。美に関わる遺伝子スイッチをONにすることで、エイジング細胞がエイジレスな状態に変わることに着目したのです。
美しさの可能性はまだまだ眠っていると思っています。ゲノムは人類ほぼ全て一緒だと思われてきましたが、本当は一人ひとり違って個性があり、素晴らしい多様性がある。今後も、「ひとりひとりの美しさ」を見つめていくことで、美しさの可能性を追求していきたいと考えております。