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Culture vol.3

驚きのテクニック!
江戸時代女子のメーク方法とは。

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美艶仙女香 文化12〜天保13年/1815〜42年ごろ

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都風俗化粧伝(文化10年/1813年)

江戸時代にも美容書があった!?

今月は、B.Aメークシリーズが発売になりましたので、メークのお話をいたしましょう。
江戸時代になって「メーク」は、さまざまな身分の女性に浸透し、庶民も美しくなるために腕を磨き、メークアップを楽しむようになりました。
実は江戸時代にも、多くの女性たちに愛読された美容書があったんです。1813年に出版された「都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)」という書物で、タイプ別の口紅の塗り方や、ヘアスタイルの見本も今の雑誌に負けないくらいたくさん掲載されています。江戸後期に発行してから大正時代まで何版も増刷された大変人気の高い超ロングセラー読本だったのですよ。メーク法についても、目や鼻、口など様々な悩みを解消する修正メーク術がイラスト(挿絵)つきで、わかりやすく解説されています。

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都風俗化粧伝(文化10年/1813年)

鼻の低きを高う見する伝

「鼻は顔の中にても中央にありて第一他(ひと)の目につくものなれば、鼻筋とおりたるをよしとす。・・・化粧の仕様(しよう)にて低き鼻も筋通りて高く見ゆるもの也。」と説いています。低い鼻を高く見せる方法ですねのっぺりとした真白メークではなく、白粉や紅には濃淡を付け、鼻筋にハイライトを入れるなど、とても立体的で、いろいろなテクニックを駆使していたこと が分かります。

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都風俗化粧伝(文化10年/1813年)

眸(まじり)の低(た)れ下がりたるを上げる伝

「目じりの低れ下がりたるを上げて見せんとおもわば、まず常のごとく白粉をぬりてのち、少ししめりたる手拭にて、瞼をかけて、目じりを上の方へ、そとぬぐい、そのあとへ紅をいたって薄くほんのりと、目じりの方、上の方へかけてぬる也。」とあります。目もとのクローズアップ図で、修正メークのハウツーを指導しています。その内容は、紅を薄くほんのりと、目尻の上の方へ向けて塗り、この時の眉は、すこし細く、目尻はすこし上げめに作るとよいとアドバイスしています。

まさに平成女子必読のメークテクニック解説本を想像させる内容。既に江戸時代にあったとは本当に驚きです。顔や目のイラストには、○や△などのポイントまで添えられ、「○印のところからは……△印のところでは……」など、事細かな解説も上級者向きです。現在でも同じようなメーク法を紹介している部分もあって、時代や化粧品は変わっても美しさに対する探究心は今の私たちと変わらないのですね。

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ポーラ文化研究所

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江戸女性たちの心をとらえた華やかな髪飾り。
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2017/10/25まで開催 ※見学無料

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